2006年09月12日
9/10(日)大亀CUP 愛媛オープン決勝
シングルス決勝
五藤健介×杉田祐一 6-4,7-6(6)
午前中雨で、13:00から時折小雨の降る中だったためか、
水を含んだ砂入り人工芝はスライスボールは低く滑り、
減速したボールはフラットで叩いてもスピードが出ない。
そのせいか、杉田君のフラットが決まらない。逆に今年の
全米オープンでのアガシ戦でのベッカーのように観客の
大半が杉田応援の中、失うものがない五藤はバック側の
サーブやネットプレーが冴え、第1セットは1ブレイク差
で先取、第2セットは共に1ブレイクずつでタイブレイク
に突入、タイブレイクではファーストポイントでの杉田の
ダブルフォルトからのスタートながら5-5と並びここで逆転
してリードという場面で、五藤のボレーに対するバック側
へのパスを五藤がダイビングボレーしたボールがドロップ気味
に返球されて万事休す。そのままタイブレイクを6-8で落と
して惜しくも敗れた。
今日の杉田君はファーストサーブの入りも今ひとつで、
濡れたコートも影響してか、準決勝ほどの冴えは無かったが
相手のブレイクポイントやタイブレイクでリードされている
状況の中でのダウンザラインやクロスへの切り返しなど、
追い込まれた状況以外は必ず攻めのプレーをする姿勢に
他の選手との違いを感じることが出来た。もっと緩急や
ドロップショットなどを多用すれば、このくらいのレベルの
大会ではもっと容易に勝てるのだろうが、今はそれをしない
という姿勢が見て取れて潔さを感じた。
来年は手の届かないところに行って愛媛には来てくれない
かもしれないが、杉田祐一君を今後とも応援していきたい。
この1週間で何度も会場に足を運んだが、ジュニアへの
クリニックもあり、見甲斐のある試合も多く、また来年の
大会開催に期待したいところである。
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